「蒸着!」
といえば「宇宙刑事ギャバン」だけど、今年(2012年)の1月に映画で復活してたらしい。
全然しらなんだ。
まあ、ギャバンの話しは置いておいて。
先日、こんな会話を耳にした。
A男「キンドルって知ってる?キンドル」
B助「キンドル……? なんすかそれ」
A男「え、しらねぇの、キンドル。( ´,_ゝ`)プッ 情弱だなぁ情弱!」
B助「……」
A男「情弱だよ?」
『キンドル』って言葉を知っているか否かで、強者と弱者に別れてしまうなんて、なんて厳しい世の中なんだ!!
みんな勉強なんてしている場合じゃないぞ。すぐに『キンドル』を検索するんだ!
そして今後はYahooなどのポータルサイトから、2chのような玉石入り交じる掲示板から、ツイッターやら何から何まで常に監視し、新しい情報に目を光らせるんだ!
そうでないと「弱者」の烙印を押され、「ププッ」と笑われてしまいまする?。
……まあ、それは冗談として。(上の会話はホントだよ)
本当のところ、「情報弱者」って何だろうね。と、考えてみた。
僕の思いでは、「情報弱者」とは情報に対して耐性が弱い人のことではないかな、と。
例えば……ただネットをして虚無の時間を過ごす。情報を鵜呑みにする。翻弄される。踊らされる。真実と虚実の区別がつかない。炎上の一端を担う。デマ情報をリツイートしまくる。どこかで見聞きしたような情報をそのまま、したり顔で人に語る。
「情報弱者」とはこういった、情報に動かされてしまうような人の事なのかな、と。
環境による制限や、身体的な特徴によって「情報を得たいのにその機会が得られない」ことは、確かに問題なのかもしれない。(というか、こちらの方が本来の「情報弱者」の意味だろうけど。)
でも、弱者という表現はいまいちしっくりと来ない。持てる者からすれば、持たざる者は弱者に見えるのかもしれないけど、その思考や態度はあまりにも不遜……な気がする。
情報に翻弄されている人間と比較したなら、情報に触れられない状態の方がよっぽど健全なのかもしれないし。
情報弱者とは、情報に翻弄され踊らされ、情報の奴隷になっている人間のことだと思う。
当たり前だけど、キンドルを知らない人間のことではない。
情報格差とやらを埋めることも、大事なことなのかもしれないけれど。
でも本当に大事なのは、情報の使い方なのだと思う。情報を得て、それを活かすような思考力、自ら考えて行動の出来る人を育てないとね。
と、ここまで書いて思い出したけれど。
震災時のTwitterの存在は、とても強力だった記憶がある。多くのデマ情報も流れたけど、Twitterで救われた人も多い。
僕も、明かりが点かず暗闇に包まれたマンションの中にあって、ケータイとSNSがあったおかげで孤独ではなかった気がする。
だから誰もが情報のテクノロジーを使えるように、環境設備や身体的な特性から来る「情報を得る機会」の格差を埋めつつ、同時に自ら考え行動できる人を育てる教育もなんだと思う。
「蒸着!!」
宇宙刑事が変身する映像を見つけたから張ってみる。
(相変わらず刑事なのかね。昇進しないのかな。宇宙警視総監とか。宇宙警部とか。宇宙警部補とか。宇宙マル暴とか。)