書くこと

ネタが無いから料理ができないのか?あるいは……[スピードライティング]

料理が下手だからネタが見つけられないのか。

ネタが無いから料理ができないのか。
料理が下手だからネタが見つけられないのか。

一流の料理人は、きっと一流のレストランで、一流の素材を使い、一流の客人を相手に、一流の顧客体験を提供する。
でもきっと、本当の意味での一流の料理人は、腕は一流だが、環境が、素材、そしてどんな客だろうと左右されず、一流の顧客体験を提供するのかも知れない。

鉄腕DASH、っていう番組がある。
うちの娘も好きでね。

昔はDASH村とかあったり、重機の操縦したり、畑を耕したり。
今もやってることは大して変わらないけれど、DASH海岸だとか、DASH島だとか、いろいろDASHDASHしてる。
娘が好きで見るDASH系の番組は、僕も好きでよく見る。隣でケラケラ笑っている娘はかわいいもんです。

グリル厄介。という名前のコーナーを、TOKIOがやっている。
日本に入ってきて暴れ回っている外来種。それを試行錯誤して捉え、料理、ありがたくいただく……そんな番組。

厄介者と言うくらいだから、まあ、見た目が良いやつばかりではない。
グロテスクなやつもいるし、臭いのすごそうなやつもいるし、それこそ手で触りたくないやつだってたくさん。

ナメクジのでっかいやつとかさ、カタツムリお化けみたいなやつもいる。
へたに触って、触った手を口に入れるだけでも、もしかすると病気に倒れるかもしれない。
ナメクジ系は寄生虫も多く、海外でも、ふざけてナメクジを食べた人が昏睡状態になり、衰弱し、死んでいくという例もある。

そんな厄介なやつを、なんと、料理して食べる!
TOKIOってアイドルだよね。よくやってるよねほんと。土木もでき、重機も操作でき、畑で作物も育てるTOKIO。かっこいい。楽しそうだしね。
もちろん、さすがに厄介者の調理は、TOKIOではないかった。

これまでに、このグリル厄介に出てくる料理人は何人もいたけれど、最近は、とあるおじさんでほぼ固定化されているように思う。

その人は、岩田利夫シェフ。
かつては渋谷東武ホテルの料理長として、当時の内閣総理大臣である田中角栄などにも料理を振る舞ったことがあるらしい。
まさに、一流の料理人。

そんな人が今や、街中のぼろっちい大衆食堂で、庶民に料理を振る舞っている。

その一流の料理人のもとに、TOKIOは厄介物である外来種を持ち込み、調理を依頼する。
カエルやらナメクジやらカメやらグロテスクな魚らや、いろんな厄介物をだ。

岩田利夫シェフはもう慣れた物で、驚くことも泣く淡々と食材!?を受け取り、アドリブで調理をしていく。
ナイフを入れて買いたいし、味見をして、それにあった味付け、料理を、何品も作っていく。

料理を出されたTOKIOの面々は、全ての料理で大絶賛。
厄介物のゲテモノ達は、素敵な料理に姿を変えて、TOKIO達の舌を、腹を満足させる。

もし料理をしたのが、二流、三流の料理人だったなら、どうだろう。
料理の形に出来ればまだ良い方で、きっと美味しくないかも知れないし、そもそもその仕事を受け入れることすら出来ないだろう。

つまり、一流の料理人にとって、食材の甲乙など大した差ではないと言うことなのだ。

天狼院書店の店主、三浦崇典さんは言う。
素材は必ずしも良い物が手に入るとは限らない。だから、リーダビリティ、つまり料理の腕を上げる方が効率的なのだと。

川を渡り、木々をかき分け、山に登り、絶壁の崖を通り抜け、ようやく辿り着いた山頂に、もしかすると綺麗な花が咲いているかも知れない。
その花を素材に調理をすれば、もしかすると素晴らしい文章が書けるかも知れない。

しかし、文章を書く依頼がある都度、その冒険をするのか。素材を探す為に?
まさかね。

「書くネタが無い」なんて言っている内は、きっといつまでも三流なのだ。

一流の料理人は、素材を選ばない。
一流の物書きも、素材を選ばない。

きっと三浦崇典さんなら、そこら辺に転がる石ころですら、その料理の腕でもって宝石に変え、大勢を驚かせる文章を書くことだろう。

そのためにはどうするか。

速く書く!!
それがスピードライティング!(の、一要素)

岩田利夫シェフの料理も、いつか食べてみたいな。娘と。


(※画像はぱくたそさんからDLしました。)

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