学びて時にこれを習う 教養

ブラックなコーヒーカップ

家族であるビュッフェで食事をしてきました。
値段はまあ、普通。1500円くらい。ビュッフェとしては妥当な相場かな。
アメリカ?ンな感じの内容と雰囲気を作っているっぽい、そんなお店。

僕としては、あまり人には勧めない店に該当する。
なので店名は書かないけど。

品数はそんなに多くなくて、そこまで美味しいわけでもない。まあ、でも不味くはない。
あー、でも別に店の悪口を書こうと思ってるワケじゃないので、味とか品数とかどうでも良いわけです。

食事の最後にコーヒーを飲んだとき「なるほど」と思った、そんな話し。

黒いコーヒーカップ

実は1年くらい前にも来た事のある店だったので、食事の内容も味については概ね理解していた。
子供がグズっていたので、「早く店に入れる」「うるさくなっても大丈夫」「すぐに食事にありつける」…という条件が揃っていたというのが、この店を選んだ理由。

ポテトとか揚げ物とか肉が多くてね、ほら「アメリカン」だからさ、内容が。
・・・で、食べ終わりました。

そして最後にコーヒーを取りに。
カップを探すんだけど、なかなか見つからなーい。

少し探すと、見つかった。

それがプラスチックのカップだった。
そこでなんか違和感を感じたんだよね。

で、そのコップを手に取り中を見ると、何か黒ずんでる(笑)
コーヒーとか紅茶を入れるコップだから、ずっと使っているうちに黒くなっちゃったんだろうね。

さすがに萎えた。
・・・でも飲んだんだけど(笑)

 

客の「感情」をつくる

最近、「感情」という言葉が好きで、というか気になっていて。
今回のこの「黒いコーヒーカップ」を手にしたときも、その「感情」という言葉がふと思い浮かんだ。

店側は、客側の感情どのように作っていくのかを考えないといけないのかな、と。

「黒いコーヒーカップ」を目にしたときに感じた最初の違和感は、「材質がプラスチック製」で「形が子供のコップに似ている」からだと思う。
次に感じた違和感は、「黒ずんでる」。これはもう違和感というより「不快感」。

これが別のビュッフェの場合。
例えば、僕が良く行く「柿安 三尺三寸箸」だとトレイはプラスチック製だけど、コーヒーカップは陶器になってる。
また、品川の「LUXE DINING HAPUNA」という少し値の張るビュッフェだと、皿すらも陶器。

プラスチック製にするメリットも、色々あるんだと思う。
「割れない」とか・・・(割れない、しか思い浮かばないw)。「洗いやすい」とかもあるのかな?
割れなければ客が怪我をする事もないし、破損による店の損失もないしね。

デメリットとして、「安っぽい」「黒ずんでる!」「黒ずんでいるがゆえに不潔な印象を受ける」などなど。
客の感情をプラスにする要素が少なく、マイナスにする要素が多いな・・・と。

陶器を選ぶか、プラスチック製を選ぶかで、コストは変わってくると思う。
そのコストは、客の感情をデザインするためのコスト
そのコストを取るべきか取らざるべきかは、熟慮する必要がありそうだよね。
(でもせめてコーヒーカップだけは陶器に・・・)

 

客は腹を満たすためだけに食事をするのではない。心が満たされなければ満足しない!

 

 

・・・いま良い事言った!メモっとこφ(・_・”)メモメモ

 

 

おしまーい。

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