断食(ファスティング)

ファスティングを”していない”時期の管理が重要だと、ようやく気づいた。

僕は甘いものに目がない。……が。

僕は甘いものが好きだ。だから、欲望に任せて好きなように飲み食いをしていると、すぐに太る。

60キロ前半がベターな体重だが、放って置くと70キロに近くなることがある。
70キロに近づいてくると、複式呼吸がし辛くなり、息苦しく感じてくる。常にお腹が張っている感が残り、精神的にもイライラしてくる。
だから、70キロになる前にはダイエットを始めなければならない。
……というのが、2016年までの僕だった。

2017年に何が合ったかというと、「ファスティング」との出会いだ。
ファイスティングというものについてはどういったものか程度の知識はあったので、「出会い」というより、正確には「実践」かな。
なぜファイスティングを、当時の僕は始めたのか。思い起こすと、Amazonのサジェスト機能でファスティングの本をお勧めされたのがきっかけだった。
今にして思えば、ナイスAmazonだと思う。本当に。

その書籍を読み漁り、WEBで調べ、興味が出た僕はファイスティングにトライした。
結果は上々で、ストーーンと4?5キロは落ちたのではないかと思う。(正確な数字は、当時の記録を調べる必要があるけれど)

気を良くした僕は、定期的にファスティングを繰り返した。
ファスティングをすれば簡単に体重が数キロは落ちるのだから、ファスティングをしていないときの僕は、何も考えずに食べていたように思う。

しかしどうだ。ファイスティングをしたあとにまた体重が増えて、ファスティングをしてもとに戻す……と言う行為は、無駄じゃないのか。と、流石に気づいてきた。
いくら簡単に体重を落とせると言ってもだ、ファイスティングは費用もそれなりに掛かるし、「食べたい」という欲求を抑えるのも、それなりに大変だ。
なのに、体重がある一定の範囲の中を行ったり来たりしているだけで、まったく成長していないのはいただけない。
せっかく費用と時間をかけてファイスティングをするのであれば、体調や体の質をよりよくするという考えが大事なのではないだろうか。

というわけで、ファイスティング後の体重増加を最小限にすべく、試行錯誤を始めた。
ファスティング後の体は水分もなく、腸内に便もない状態だ。だから、ある程度の体重の戻りは致し方ない。
僕はファイスティング後の体重増加を、1.5キロ程度に抑えたかった。
そのためには、カロリーのコントロールが必要か……と思っていたそのタイミングで、Testosteroneさんの書籍「筋トレビジネスエリートがやっている最強の食べ方」に出会った。
その本はAmazonの「Kindle Unlimited」(つまり無料…まあ月額は払っているけど)で読むことができた。

そこに書かれていたのは「マクロ管理法」という食事法だった。
カロリー計算ではなく、「タンパク質、脂質、炭水化物」の3つを、摂取量で管理していく食事法だった。

指標を「カロリー」だけに頼ると、食事の質が疎かになる可能性がある。
例えば「ごはん(お米)」と「肉」を同じカロリーだけ食べたとしても、「ごはん」は炭水化物だし、「肉」はタンパク質と脂質だったりするわけだ。
また、一日の摂取カロリーに達していないからと行って、ポテトチップスを食べる選択肢は有りだろうか?
有りかもしれないが、「健康的な」という観点を付け加えると、ポテトチップスという選択肢はマクロ管理法の観点では選択し得ない。なぜなら、炭水化物の摂取量がオーバーする可能性があるから。

2017年5月にファイスティングをし、その後はマクロ管理法を実践している。
実践とは言っても、タンパク質、脂質、炭水化物の摂取量をコントロール出来ているかというと、出来ていない。
実際にマクロ管理法をやってみると、思いの外難しい。
例えば、タンパク質が少ないと思って肉を食べると脂質がオーバーしたり。あるいは、タンパク質だけでなく、炭水化物が一緒に増えてしまったりする。

それでも、マクロ管理法を意識することで、ある程度体重がコントロールできるようになってきた。
より一層、自分の体重や体調が改善されたら、嬉しい。

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