同じ目標に向かって共に邁進した友人との結束は、強固になる。
僕は今年(2013年)の2月から4月の2ヶ月間、英会話スクール(Presence)に通った。 Presenceへ行くのは週に1度だけれど、課される宿題の量には正直なところ毎週うんざりしたし、心が折れそうにもなった。 Presenceの方針や課題の事は知っていたから、覚悟の上ではあったのだけれどね。 しかし実際にその課題を突きつけれられると、真っ先に溜息が出た。
それでも何とか、途中で失速しつつも2ヶ月間を走り切れたのは、共にPresenceへ通い続けたクラスメートのおかげだったのだと思う。
週に1度しか会わないクラスメートだったけれど、僕たちはとても親しくなっていった。似たような境遇に置かれ、同じ苦労を味わったことで、感情が共有されたからかもしれない。相手の感情を分かった気になれるし、自分の思いを理解してくれているような感覚になったからかもしれない。
例えそれが錯覚であったとしても。
これと似たような体験を、僕は10数年前にしている。運転免許の教習所での事だ。
共通の「敵」が結束力を強くする
10数年前、僕は少しでも安価な教習所に通おうとし、当時栃木県に住んでいながら徳島県まで行った。免許証を取るためにだ。
僕が選んだのは、徳島県の「阿北ドライビングスクール」という教習所。
その教習所は当時、僕が調べた中では一番料金が安かった。宿泊料、朝夕食代、飛行機の往復代込み込みでだ!(今現在はどうだかしらないけれど)
その教習時に合宿に来ている人はみんな心細かったし、厳しい教官はいるし、早く帰りたいし…。
「免許を取る」という目標と「厳しい教官」という共通の敵(笑)を相手にすることになった僕たちは、「戦友」として日増しに結束力が増していった。
共に食事をし、カラオケに行き、誕生日を祝い、寮では夜中まで色んな話しをした。早く帰りたいという気持ちは消え、もうしばらくこの時間を過ごしたいと思うようになっていた。
その想いとは裏腹に、僕も含めみんな教習所を卒業していった。
教習所で知り合った友人とは、今でもときどき連絡を取り合っている。
今回の英会話スクール(Presence)もそれに近いものを感じた。
「英語力」という共通の目標、「厳しい課題(or コーチ)」という共通の敵!
それらを媒介にして、僕たちは親しくなっていったのだと思う。
でも生半可な「敵」ではダメだと思う。
ほんっとに!辛かったけどね!
まじ大変だった。英語以外の全てのタスクが破綻したと言ってもいい。
家計簿の更新は疎かになったし、睡眠不足に陥るし、日記は書かなくなってしまったし。
それでもだ。通った価値はあった。それだけは、断言できる。
(まだ英語は喋れないけれど…)
英語に限らず、僕はこれからももっと多くのことを学んでいきたい。
その過程で色んな友人と出会い、強固な関係を築いていけたなら、きっと人生はもっと楽しくなると思う。