学びて時にこれを習う 教養

片付けをしよう。(その2)

「片付けをしよう。(その1)」を書いたけど、「その2」がないなぁ…と思ったので、このタイトルにした。

祭り、決行!

去る11月28日に、祭り(片付け)は決行された。
といっても、対象は「本」のみに絞った、今回のところは。

近藤麻理恵さんの「人生がときめく片づけの魔法」によれば、最初は衣類からが良いと書いてある。
でも、僕はあえて本からにした。

僕にとって本は、「時間」と「心」と「お金」と「空間」というリソースを多量に消費をしているから。
消費、という言い方が適切かどうかは分からないけれど、まあ、本を読むためには時間を使うし、本のことを考えることは心をとらわれることだし、本を買えばお金も掛かり、本を棚にしまえば空間という資源も使わなければならない。そういう意味で、あえて「消費」という表現にしてみた。
(まあ、「本は投資だ」という意見もあるだろうけど、それはその人の本の使い方次第であり、無条件に「投資」にはならないよね。)

逆に衣類について言えば、本とはまったく逆。正直なところ、衣類にまでお金を掛ける余裕がないっていうのもあるけど。薄給ゆえに。
それは言い換えれば、衣類は最低限さえ持っていればいいという考えしかないのだと思う。むしろ奥さんには、もっと買い揃えろと呆れられるくらい。
もし僕が日常生活においても(冠婚葬祭などといった特別な日ではなく)、身なりが小綺麗になってきたら、それはきっと僕の生活に余裕が出てきた時だろうね……そんなことは今はどうでも良いんだけど(笑)

つまるところ、本は僕にとって大きなウエイトを占める。それ故に、第1回目の祭りは「本」からにした、と言うわけです。

断腸の思いで本とのお別れ

これがほぼ全ての本を集めたところ。

祭り(片付け)前の本。

 

そして、これが処分することにした本たち。

祭り(片付け)後。処分する本

処分する本の選定には、朝から晩まで掛かった。
いろいろな想いが交錯し、なかなか捨てきれなかったというのが本音。

処分した本の冊数は、約250冊ほど。
まあまあの結果だけど、まだ処分できる本はあると思う。
絶対に置いておきたいと思う本と、もういらないと思える本の、その境界線付近にある本が残ってしまったといえる。
ずっと置いておくつもりはないけれど、何となく捨てがたい本……というのが。

それら境界線上の本たちについては、これから少しずつお別れをして行ければと思う。
(近藤麻理恵さん的には、一気に捨てなければならないんだろうけどね。)

投資か、娯楽か、ただのゴミか

で、今回、書籍類の処分を通して思ったこと……
活用しきれなかった本が如何に多かったことか…それを実感した。
本が投資になるか、娯楽になるか、ゴミになるかは、その本を使う人次第。

小説は純然たる娯楽であり、僕はそれにお金を掛けることは厭わない。小説は好きだからね。
ただ、ビジネス書を興味本意で買って娯楽にするのは止めようかなと思う。ビジネス書は、買って読んだだけでなんとなく勉強した気になってしまうことがある。でもそれは偽りの感情。麻薬と同じ。

ビジネス書は読んで行動、活用しないかぎり意味はない。それは「投資」ではない。
本を投資として考えるなら、リターンの少ないところからは資金を引き上げなければならない。

本については、「お金」と「空間」というリソースの消費を、少なくしていくことを心がけようと思う。

ひとつのアイデアとしては、本屋巡りやネットを見て買いたいと思ったものを、まずはメモしてリストアップするだけに留めてみる。
その上で、そのリストを見て僕の心が求めているもの、本当の目的を明確にしてみようかと。
目的が明確になったら、図書館で類似の本をまとめて借りるのもよし、本を買うのもよし。

これからは「活かす読書」を。略して「活読」。
「婚活」みたいだ。

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