学びて時にこれを習う

2010年05月の読書まとめ(読書メーターから)

5月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1784ページ

マルドゥック・スクランブル―The First Compression 圧縮 (ハヤカワ文庫JA)マルドゥック・スクランブル―The First Compression 圧縮 (ハヤカワ文庫JA)
シリーズ1冊目。世界観とかがしっかりしていて、結構好きです。読み始めたとき、なぜだか昔に読んだコードウェイナー・スミスの「人類補完機構」を思い出した。久々にSFを読んだからかも知れない。まさかネズミが主人公とは思わなかったけどね。アルジャーノンに花束を、か? 先が楽しみな作品です。早く続きも読もうっと。
読了日:05月30日 著者:冲方 丁

1分で大切なことを伝える技術 (PHP新書)1分で大切なことを伝える技術 (PHP新書)
1分で伝えるコツとしては「これだけは言いたい」という事を決めておく事。たしかに、だらだらと話しが長く結局何が言いたいのか分からない、という話し方をする人も多い(僕も話すのは苦手です)。長くなりそうだったら、初めに結論を言っておくのも良いかもしれないですね。実践したいと思ったのは、子供の叱り方。叱るときも親が感情にまかせてだらだら説教するより、子供に対して伝えたい事を1分で伝えた方が確かに効果的かも。追加で、内容を紙に書いて子供に渡し、その内容を声に出させて読ませ、紙は勉強机に張っておく…憶えておこう。
読了日:05月29日 著者:齋藤 孝

「手書き」の力 (PHPビジネス新書)「手書き」の力 (PHPビジネス新書)
デジタル全盛な感じの昨今、アナログ(手書き)の効用と提言をしている本。手書きはそれ自体にインパクトがあり、年賀状や挨拶状で手書きを効果的に用いれば相手に与える印象も違ってくる。単純に手書きを勧めているだけではなく、最小限のコスト(労力)で効果を出せる方法なども紹介。例えば一筆箋を用いれば、2?3行という少ない文字数でも手抜きの印象はなくなる。手帳でも手書きなら記憶に定着しやすい。ちなみにこの本を読んだ前日にiPadが発売。触った印象としては、デジ/アナ双方の良さを併せ持っている気がした。世界が変わる気配…
読了日:05月29日 著者:和田 茂夫

“35歳”を救え なぜ10年前の35歳より年収が200万円も低いのか“35歳”を救え なぜ10年前の35歳より年収が200万円も低いのか
NHKの番組を書籍化したからだとは思うけど、最初に「こんなに酷い状況なんだよ」と、現状のネガティブな部分(番組にとって都合の良い部分)にクローズアップするのは如何にもマスコミっぽい。ケースとして登場してくる人々も、団塊Jrの中のほんの一部分だと思うし。読んでいて嫌な気分になった。ただ1973年生まれ以降は人口が減少していく事は確かで、出生率を上げていかなければ日本の経済は縮小していくという危惧はある。これについては政策だけではなく、企業側も未来の顧客である子供とその家族を幸せにする為に手段を講じないとね。
読了日:05月29日 著者:NHK「あすの日本」プロジェクト,三菱総合研究所

世界最速「超」記憶法 (講談社+α新書)世界最速「超」記憶法 (講談社+α新書)
勉強でもスポーツにでも自分の身体を使って行う事は、基本的に似通っているな、と感じた。スポーツのトレーニングで身体を使ったりイメトレをしたりするように、記憶や勉強の世界も、如何にうまく身体動作やイメージを用いるかなのだと、学んだ。漢字を覚えるときは、憶えにくいところに「○」印をつけて集中させたり、単語を覚えたり忘れ物をしたいためには、実際に声に出す事で記憶を定着させる。とても面白かったのは、地図の憶え方かな。これも「○」印を効果的に使った記憶法で、中心の国を決めてその国から他国の位置をイメージで記憶する。
読了日:05月29日 著者:津川 博義

万能鑑定士Qの事件簿 I (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿 I (角川文庫)
松岡さんの作品は初めてです。気軽にサクッと読めた。1冊でエピソードとしては完結するのかと思いきや次回に続く的な感じで終わってしまったので、2巻も買っときゃ良かったと悔しがってます。内容としては、主人公・莉子の過去と今の才能の紹介、そしてありったけの伏線。日本が世界的にも最貧国となってしまった情景が描かれていて、どーすりゃこーなるんだと、次巻が楽しみです(楽しみにしていて良いですか?)。莉子の才能は羨ましいね。しかも超能力とかと違い、ちょっと努力すりゃ自分でもできるんじゃないかと錯覚しちゃうw(無理だけど)
読了日:05月25日 著者:松岡 圭祐

雲雀 (文春文庫)雲雀 (文春文庫)
ハッピーエンドな感じでよかったです。天使を既読の方は、まずは解説から読むと良いかも。雲雀は単純に天使の続きと言うわけではなく、5編からなるそれぞれの作品は、天使の前と中と後の話で構成されています。解説を読むことで、それぞれの作品が天使のどこに位置しているのか分かるので、話に入っていきやすいように思えました。僕は天使を読んでから時間が空いてしまっていたので、名前と顔が一致しなくて難儀しました(顔、という言い方は変かもしれませんがw)。いずれにせよ、読後感は良かったです。ジェルジュはきっと幸せになるでしょう。
読了日:05月10日 著者:佐藤 亜紀

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